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1989 年度 実績報告書

給湯弁を用いる真空ダイカスト法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01460215
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

梅村 晃由  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (90008821)

研究分担者 小島 陽  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (60016368)
キーワード真空ダイカスト / 真空度 / 真空給湯 / 給湯弁 / プランジャ-機構 / ガス欠陥
研究概要

ダイカスト法の最大の難点であるガス欠陥を除くため、給湯弁を用いる新しい真空ダイカスト法を考案し、本年度はその給湯装置の設計を部品発注を行った。この装置は、射出プランジャ-に給湯弁の機能を持たせるもので、溶湯の真空系への浸入、および給湯管中のガスによる真空度の悪化、などを防止する機構が組み込まれている。設計の細部で2、3の問題点が現われたため、その解決に時間を要したが3日の初旬には、最後の部品が納入されることとなっている。
一方、溶解炉、ダイカストマシ-ン、金型(ASTM材料試験片)は整備され、アルミニウムによる通常のコ-ルドチャンバ-方式の給湯法でダイカストの試験を行い、これらの整備状況を確認した。
継続研究の今後の予定として、3月に給湯装置を組立て、ただちに真空系、油圧系、制御系などの作動テストを行う。不都合な点を修正して、最初に亜鉛合金による鋳込み実験に入る。この場合、真空度を徐々に高め、亜鉛の蒸発がどの程度起るかを予め調べ、つぎに、減圧による製品欠陥の減少の様子を調べる。そして、この方法の亜鉛合金への適用性を判断する。つぎに、アルミニウム合金による鋳込み実験に入る。スリ-ブとプラジャ-チップのかじりなど、いろいろな困難が予測されるが、種々の改良を図り、最終的に達成されるこの装置の性能と、実用化のための問題点を明らかにする。
またこの鋳込み実験でえられた製品のガス欠陥、金属組織、機械的性質を調べ、この方法で作られる製品の特徴を明らかにする。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 梅村晃由,川合信: "真空ダイカスト法開発の動向" ダイカスト(日本ダイカスト協会誌). 89. 25-36 (1989)

  • [文献書誌] 梅村晃由,川合信,小島陽: "給湯弁を用いる真空ダイカスト法の予備的研究" 鋳物(日本鋳物協会誌). 61. 462-467 (1989)

  • [文献書誌] 梅村晃由,前田康治,小島陽: "プランジャ-給湯を行う亜鉛合金の真空ダイカスト" 鋳物.

  • [文献書誌] 梅村晃由,前田康治,小島陽: "プランジャ-給湯を行うアルミニウム合金の真空ダイカスト"

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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