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1991 年度 実績報告書

農村集落土地利用計画の樹立を支援するシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 01460235
研究機関広島県立大学

研究代表者

前川 俊清  広島県立大学, 生物資源学部, 助教授 (30026562)

研究分担者 金木 亮一  滋賀県立短期大学, 農業部, 助教授 (30074082)
キーワード集落 / 土地利用 / CAD / 地域計画 / 水資源 / 農村社会 / 自主管理 / デ-タベ-ス
研究概要

計画支援システムで使用する地図デ-タは異なる由緒と精度を持つ。これらを重ねる際に、低い方の精度に合わせる必要が出てくるが、デ-タの種類と組み合わせによっては、精度を維持できる。そこで、入力時にデ-タの精度を判別しておき、それ以降の加工に伴う精度管理を自動的に最適なものにすることにした。ここで、精度情報の保管が課題となる。このような管理情報は、デ-タが加工水準を上げても適確に伝達されなければならない。仮にディレクトリ情報と同じ扱いにしようとすると、現在の標準的なOSに依存することができないので、独自のディレクトリを作成しい併用することになる。また、地域デ-タベ-スの水準に加工された時に、多数項目を包含するファイルが生じて、精度管理作業が複雑になり、実用的でなくなることが判明した。したがって、加工水準の上昇とともに、精度情報もデ-タに密着させて管理する必要がある。
一方、計画支援システムを利用する現場では、計画立案当事者の範囲に変化が生じている。全くの個人で土地利用の変更をする場合を除けば農村の土地利用計画は農家が主体となって決定されてきたが、最近では非農家の意見を聴かない計画は成立しない状勢である。この場合、極端に異質な価値基準を政治的なかけ引きの材料として導入するケ-スが虫現れ、必ずしも論理的な結論に到達できるとは限らない。そこで、計画支援システムの利用者マニュアルには、利用不適な状況の存在とその事例を明記し、システムの利用者の注意を促し、誤用を避けなければならない。なお、計画立案当事者のためにも、システムの解説書を用意することが、無用の混乱を防 ぐために有用であることも明らかになった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 前川 俊清: "土地改良区の地域における役割の変化と組織対応" 農村計画学会誌.

  • [文献書誌] 前川 俊清: "集落立地条件の歴史的変化と今後の集落整備" 農業土木学会誌.

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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