研究課題/領域番号 |
01460250
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研究機関 | 核融合科学研究所 |
研究代表者 |
佐藤 浩之助 核融合科学研究所, 助教授 (80023737)
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研究分担者 |
小越 澄雄 東京理科大学, 理工学部, 助教授 (60134459)
小川 雄一 核融合科学研究所, 助手 (90144170)
安藤 晃 核融合科学研究所, 助手 (90182998)
金子 修 核融合科学研究所, 助教授 (00126848)
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キーワード | アイスペレット / ペレットインジェクタ- / フレキシブルチュ-ブ / プラズマ輸送 |
研究概要 |
各種プラズマへの適用が進められているペレット入射研究においては、インジェクタ-が多段の差動排気を必要とすることから、装置長が長くなり(通常5m以上)またその軸合せの精度と射出バラツキが実験の再現性を左右している。更にプラズマへの入射方向の可変性のためには、装置全体を一定角度回転するような、大がかりな機構を必要とする。本研究は、ガイドチュ-ブ中のアイスペレットの通過特性〔チュ-ブの材料・径・長さ・曲率及び温度依存性〕を詳細に実験することにより、フレキシブルチュ-ブを用いての入射法を実現・確立することを目的として開始された。初年度である平成元年度は、以下のように研究が進められた。 1.通過特性測定系準備 ガイドチュ-ブ通過特性の正確な定量化のため、入射前後のペレット飛行中のサイズ(質量)、形状、及び速度の測定のため、その計測系の準備を行った。また、クライオ系からガイドチュ-ブ系への接続(移送系)についても、計測系を含めて最適となるよう、設計を行った。 2.通過特性実験準備 アイスペレット通過特性実験の準備として、実験の再現性を確実にするため、インジェクタ-自身の極低温運転中の中心部の温度分布を詳細に測定した。また、これらと射出確率・速度並びに方向との相関についても実験を行った。 以上の準備をもとに、次年度はアイスペレット通過特性実験に、本格的に入る予定である。
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