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1991 年度 実績報告書

新しい位置検出型中性子計数管の作製とそれを用いた原子生子動特性解析等への応用

研究課題

研究課題/領域番号 01460264
研究機関名古屋大学

研究代表者

森 千鶴夫  名古屋大学, 工学部, 教授 (80023068)

研究分担者 木村 逸郎  京都大学, 工学部, 教授 (40027404)
仁科 浩二郎  名古屋大学, 工学部, 教授 (60023222)
キーワード位置検出器 / 中性子計数管 / ^3He計数管 / 中性子空間分布測定 / 中性子エネルギ-分布測定 / 中性子線量当量率 / リアルタイム測定 / ロングカウンタ-
研究概要

1.平成3年度の研究目的
(1) 位置検出型 ^3He中性子計数管をロングカウンタ-内に挿入し、中性子の線量当量率の測定と中性子のエネルギ-分布の測定の可能性を検討する。
(2) 位置検出型中性子計数管を臨界実験装置の測定孔に挿入し、中性子分布をリアルタイムで測定する。またカドミウム比の室内分布測定への適用を試みる。
2.研究目的に対応した成果
(1) 直径1.25cm、長さ70cmの ^3He位置検出型中性子計数管( ^3He0.7気圧)を中央に挿入したロングカウンタ-に ^<252>Cfからの核分裂中性子を入射させて中性子のエネルギ-分布の測定を試みた。この測定とは別に、モンテカルロ計算によって単色中性子に対する位置応答関数を求めた。種々の単色エネルギ-の中性子に対する応答関数によるアンフォ-ルディングによって ^<252>Cfからの中性子のエネルギ-分布の概略を求めることが可能であることが分った。したがってまた線量当量率の測定の可能性も十分にある。
(2) 臨界実験装置における中性子束分布測定では、 ^3He位置検出器による結果は金線の放射化による結果と比較して計数管中のストリ-ミングの影響が若干見られた。カドミウム比の測定には至らなかった。
3.今後の研究
2の(1)および(2)の研究を今後一層進めねばならない。また2の(2)の計数管を用いて環境中性子束分布の測定を行うことは魅力のある研究である。
4.予算の使用状況
設備備品はない。予算は有効に使用できた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Chizuo Mori: "Application of a logarithmic amplifier to a chargeーdivisiontype positionーsensitive proportional counter" Nucl.Instr.Methods in phys.Res.A. A299. 128-132 (1990)

  • [文献書誌] Akira Uritani: "A nevel positionーsensing method using fast and slow components in the output signal from a proportional counter" Nucl.Instr.Methods.in phys.Res.A. A299. 231-233 (1990)

  • [文献書誌] Chizuo Mori: "A new positionーsensitive nuclear fission counter with a convenient readーout method for neutron measurement" Nucl.Instr.Methods in phys.Res.A. A310. 437-440 (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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