研究概要 |
プロスタノイド合成ではスキ-ム1に示す3成分連結法が最も有効な手法であるが、エノラ-ト2___ーのアルキル化がプロトン移動の副反応の妨げられる。ビニル亜鉛ア-ト錯体7___ーを用いることによるPGE_2誘導体9___ーの3成分連結法を示した(Scheme2)。さらに、(±)ーシスーwー側鎖を(±)ー4___ーと反応させて、効率のよい速度論的分割を達成し、軍一の<12>___ーを合成できた。更に、πアリルパラジウムへの分子内オレフィン挿入による新規環化反応を開発し、光学活性な3ーOxoー8,9ーdihydroxytetradecaー1,6ーdiene誘導体から、1,3ー不斉移転を伴う立体選択的なプロスタノイド骨格形成法に応用した(Scheme4)。
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