研究課題/領域番号 |
01470131
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
神谷 久男 北里大学, 水産学部, 教授 (80011964)
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研究分担者 |
高松 信彦 北里大学, 衛生学部, 助手 (40206876)
村本 光二 北里大学, 水産学部, 助教授 (90157800)
柴 忠義 北里大学, 衛生学部, 教授 (80187385)
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キーワード | レクチン / 一次構造 / cDNA / フジツボ / アミノ酸配列 |
研究概要 |
アカフジツボのリンパ液中のDーガラクト-ス結合レクチンのBRAー2のアミノ酸配列分析を行い、下に示したように173残基よりなる全一次構造を決定した。また、3個の分子内SーS架橋の位置および2個の分子間SーS架橋の位置を決定した。また、糖鎖の結合位置はAsnー39であった。これらの結果からBRAー2は相同のサブユニット(分子量2.2万)が分子間SーS架橋により2量体になった糖タンパク質であることが分った。BRAー2の配列を他の無脊椎動物のレクチンのアミン酸配列と比較したところ、ムラサキウニやセンチニクバエと相同の配列部分も認められた。 アカフジツボのもう1つのガラクト-ス結合レクチン、BRAー3については、その全一次構造より17merの縮合した合成オリゴヌクレオチドを作成し、ファ-ジベクタ-λgt10にクロ-ニングして作成したcDNAライブラリ-のスクリ-ニングを行った。また、アカフジツボの染色体DNAを制限酵素を用いて部分分解し、遺伝子ライブラリ-のスクリ-ニングを行った。cDNAライブラリ-より複数のプロ-ブと反応する5クロ-ンを得た。塩基配列の解析から、BRAー3は24アミノ酸からなるシグナル配列をもつ前駆体として翻訳されると考えられた。ノ-ザンハイブリダイゼ-ションの結果、BRAー3のmRNAは800ー900塩基であることが分ったが、得たクロ-ンの中にはmRNAの5'末端を含むものはなかった。 アメフラシの抗菌タンパク質についてはアミノ酸配列分析用に4lの紫汁液を処理し、約2mgの精製標品を得た。目下、配列分析用である。 BRAー2レクチンの配列(173残基) GCNHCPDGWVTSENKCFHVPLEKASWMVAHGVCARLPSPARLASIDAAPQAVVEPLSSEKMWIGLSYDSANDAAVWADDSHSSHRNWYATQPDYATQPDDESELCVLIKEDQYRQWHDYNCNDRYNFVCEIVLH
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