• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1990 年度 実績報告書

DNAメチル化による植物遺伝子発現の調節

研究課題

研究課題/領域番号 01480016
研究機関秋田県立農業短期大学

研究代表者

佐野 浩  秋田県立農業短期大学, 生物工学研究所, 教授 (20178809)

研究分担者 YOUSSEFIAN S  秋田県立農業短期大学, 生物工学研究所, 講師 (00210576)
キーワードアザシチジン / DNAのメチル化 / 矮性イネ / rasー関連遺伝子
研究概要

(1)アザシチジン処理によって生じたイネ矮性株のseedlingsよりcDNAを得,λgt10でライブラリ-を作成した。約20,000クロ-ンをdifferentiac hybridizationによってスクリ-ニングした結果,矮性と正常にそれぞれ特有な6クロ-ンが得られた。
(2)得られた6クロ-ンのうち,1.2Kb及び1.4KbのDNA配列を決定した.ホモロジ-サ-チの結果,1.4Kbのクロ-ンはガン関連rasー遺伝子の一種であることが判明した.これを<rgpl>___ーと名ずけた.1.2Kbのクロ-ンはこれまで知られていない遺伝子産物であった.
<rgpl>___ーの発現はアザミチシン処理で抑制されていた.矮性M4のseedlingsでも<rgpl>___ー発現は低下していた.1.2Kbクロ-ンの発現は<rgpl>___ーとは逆にアザシチジン処理株,及びそのM4で増加していた.
(4)アザシチジン処理で得られた矮性形質はM5まで安定に遺伝した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Sano,H.etac.: "A novel rasーrelated <rgpl>___ー gene encoding a GTPーbinding protein has reduced expression in 5ーazacytidineーinduced dwarf rice" Mol.Gen.Genet.

  • [文献書誌] 佐野 浩: "DNAのメチル化と矮性発現" 化学と生物. 29. (1991)

URL: 

公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi