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1991 年度 実績報告書

T細胞の分化と免疫応答に関与するリンパ球機能分子の分子遺伝子的解析

研究課題

研究課題/領域番号 01480194
研究機関順天堂大学

研究代表者

奥村 康  順天堂大学, 医学部, 教授 (50009700)

研究分担者 屋部 登志雄  順天堂大学, 医学部, 助手 (50239836)
八木田 秀雄  順天堂大学, 医学部, 助教授 (30182306)
キーワードLFA / VLA / mAb / lymphocyte / tolerance
研究概要

リンパ球機能分子のうち、特に細胞外マトリックス(ECM)と結合しその刺激によりリンパ球が活性化される経路の果たす免疫反応における重要性を明らかにすることが出来た。ECMとの接着分子であるインテグリン族に属するVLAに対するモノクロ-ナル抗体の作製に成功し、抗マウス、VNレセプタ-、抗マウスβ3、抗ラットVLA4、抗ラットVLA5等のモノクロ-ナル抗体を作製した。これらの抗体を用い、マウス、ラットのリンパ球が、ECMによって活性化され得る細胞内機序を明らかにすることが出来た。又、ラットのマスト細胞の活性化、リンパ球のホ-ミングにおいてもVLA4、VLA5等の分子が重要な役割を担っていることを調べることが出来た。一方、in vivoにおいても細胞外マトリックス(ECM)からリンパ球膜表面のVLA分子を介してリンパ球が活性化される経路を明らかにした。特にヒトの関節リウマチの局所において、VLAを介したシグナルによりリンパ球から各種の炎症性のサイトカインが産生されていることを明らかにした。またその際、ファイブロネクチン、ラミニン、コラ-ゲンと云ったECMの種類により、VLAを介したサイトカイン産生のスペクトラムが異なることを各種のインタ-ロイキン,TNFα,TNFβ,TGFのmRNAの産生を指標に明らかにした。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Nakamura,T.,Takahashi,K.,Koyanagi,M.,Y.,et al.: "Activation of a natural killer clone upon targer cell binding via CD2." Eur.J.Immunol.21. 831-834 (1991)

  • [文献書誌] Ota,Y.,Kobata,T.,Seki,M.,et al.: "Exterathymic origin of Vγ1/Vδ6 T cells in the skin" Eur.J.Immunol.(1991)

  • [文献書誌] Iigo,Y.,Takashi,T.,Tamatani,T.,et al.: "ICAMー1ーdependent pathway is critically involved in the pathogenesis of adjuvant arthritis in rats." J.Immunol.(1991)

  • [文献書誌] Isobe,M.,Ihara,A.,Okumura,et al.: "A short course of antiーICAM/antiーLFAー1 treatment leads to specific acceptance of cardiac allograft." Science. (1992)

  • [文献書誌] Takahashi,K.,Nakata,M.,Tanaka,T.,et al.: "CD4 and CD8 regulate ILー2 response of T cells:Involvement of p56^<1ck>." Proc.Natl.Acad.Sci.(1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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