研究課題/領域番号 |
01480249
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
日和田 邦男 愛媛大学, 医学部, 教授 (00108391)
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研究分担者 |
関谷 達人 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (50171343)
北見 裕 愛媛大学, 医学部, 助手 (10234270)
濱田 希臣 愛媛大学, 医学部, 助教授 (30127906)
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キーワード | カルポニン / SM22 / 血管平滑筋 / cDNAクロ-ニング / ラット大動脈 / ニワトリ砂のう平滑筋 |
研究概要 |
私達が発見した平滑筋の細いフィラメントの構成蛋白の一つであるカルポニンのcDNAクロ-ニングを試みた。このcDNAクロ-ニングの過程で、カルポニンの抗体に交又反応を示した蛋白SM22のcDNAクロ-ニングをまず行った。ニワトリ砂のう平滑筋のcDNAライブラリ-からクロ-ン化したSM22のcDNAは1214ベ-スペア-の大きさであり、200個のアミノ酸をコ-ドする単一の翻訳領域を含んでいた。推定アミノ酸配列は、SM22の発見者が蛋白より古典的方法で決定したアミノ酸配列と完全に一致した。但し精製蛋白には認められなかった2つのアミノ配がC末端に存在していた。 ひきつづきラット大動脈平滑筋からSM22のcDNAクロ-ニングを行った。ラット大動脈平滑筋SM22のcDNAは1186ベ-スペア-で、推定アミノ酸配列は201個であった。ニワトリ砂のう平滑筋SM22のアミノ酸配列とは85%が一致していた。 次にラット大動脈平滑筋からカルポニンのcDNAクロ-ニングを行った。その成績によれば、1504ベ-スペア-で、推定アミノ酸配列は297個であった。SM22のC末端側にカルポニンに認められる3つの繰り返し配列と高い相同性を有する領域が存在していた。
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