| 研究課題/領域番号 |
01480294
|
|---|
| 研究種目 |
一般研究(B)
|
| 配分区分 | 補助金 |
|---|
| 研究分野 |
内分泌・代謝学
|
|---|
| 研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
|---|
研究代表者 |
三家 登喜夫 和歌山県立医科大学, 医学部・第一内科, 講師 (20187305)
|
|---|
| 研究分担者 |
西村 進 和歌山県立医科大学, 医学部・第一内科, 講師 (10172694)
近藤 溪 和歌山県医科大学, 医学部・第一内科, 助教授 (60137289)
南條 輝志男 和歌山県立医科大学, 医学部・第一内科, 教授 (40164511)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
1989 – 1990
|
| キーワード | 膵ラ氏島アミロイド蛋白 / アミリン / 糖尿病 / アミロイド |
|---|
| 研究概要 |
1.膵ラ氏島アミロイド蛋白(IAPP)の分泌に関する検討
新生児ラット培養膵B細胞系において、IAPPは種々のインスリン分泌刺激物質によりインスリンとともに分泌されることが確認された。
2.膵ラ氏島アミロイド蛋白(IAPP)の作用に関する検討
新生児ラット膵B細胞培養系や成熟ラット単離膵ラ氏島を用いるin vitroの実験系において、ラットIAPPはインスリンやグルカゴンの分泌に対し影響を与えなかった。
イヌのin vivoの実験にて、インスリンクランプ法を用いて合成ヒトIAPPは末梢におけるインスリン抵抗性を惹起することを明らかにした。
ラット肝灌流系において、ラットIAPPは、グルカゴン/インスリンによるグルコ-ス放出(肝のグリコ-ゲン分解)に対し、影響を及ぼさなかった。
Rodbelの方法に準じラットの副睾丸脂肪細胞より調整した遊離脂肪細胞を用いて、ラットIAPPはインスリンによるグルコ-ス酸化能に影響を及ぼさなかった。
3.膵ラ氏島アミロイド蛋白(IAPP)の血中動態
ヒトの末梢血中IAPP濃度やその分泌動態を明らかにした。また、血中IAPPの反応様式により、IAPPは糖代謝に何等かの役割を演じている可能性が示唆された。
4.膵ラ氏島アミロイド蛋白(IAPP)遺伝子の制限酵素断片長多型(RFLP)
RFLPによる検討では、ヒトIAPP遺伝子には2種類の対立遺伝子が存在したが、IAPP遺伝子とNIDDMとの関連性は今回検討した限りでは否定的であった。
|
