研究課題/領域番号 |
01480389
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
桑原 慶紀 東京大学, 医学部(病), 助教授 (20010324)
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研究分担者 |
海野 信也 東京大学, 医学部(病), 助手 (90193979)
上妻 志郎 東京大学, 医学部(病), 助手 (30143457)
岡井 崇 東京大学, 医学部(病), 講師 (40126016)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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キーワード | 山羊胎仔 / 子宮外胎児保育 / 胎児行動 / 脳波 / 眼球運動 / 中枢神経系 |
研究概要 |
平成元年度から3年間にわたり、子宮外胎仔保育法を用いて、ヤギ胎仔の行動と中枢神経計の発達に関する研究を行い以下の成績を得た。 1.ヤギ胎仔脳波は胎齢120日頃より明瞭に認められ、胎齢に伴いより高周波数領域の活動が増加するようになる。この時期における大脳皮質の機能的発達を示している。またこの高周波数領域の活動性は周期的増加を示し、呼吸様運動や眼球運動の出現と一致していることからREM睡眠中枢の発達が示唆される。 2.一方、胎齢130日頃より高振幅徐波が認められるようになり、大脳皮質に対する抑制機能の発達、すなわちNon-REM睡眠中枢の発達が推察される。 3.胎齢130日台の後半では脳波活動の活発な時期と抑制された時期との周期的出現が、呼吸様運動・急速眼球運動の周期的増減と一致して明瞭に認められ、REM期、Non-REM期のbehavioral stateが確立する。 4.低酸素負荷により脳波はまず高周波数成分が減少し、さらに負荷が増すと低周波数成分も影響を受けるようになる。低酸素負荷による脳波の変化には、血液の酸素含有量が低下する直接的影響の他に、循環系の機能低下により脳に対する酸素供給量の著しい減少が強く関与している。二酸化炭素負荷においても脳波変化は同様で、高度負荷時には血液の二酸化炭素分圧の上昇による直接的影響の他に、循環系の機能低下が脳波の変化に重要な因子となる。
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