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1990 年度 実績報告書

骨形成因子の骨膜に対する免疫組織学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 01480462
研究機関東北大学

研究代表者

手島 貞一  東北大学, 歯学部・口腔外科学第二構座, 教授 (50005089)

研究分担者 鴫原 隆  東北大学, 歯学部附属病院, 助手 (30206073)
キーワードBone morphogenetic proteim(BMP) / Periosteum / osteoblast / osteocyte / atelocollagen / Tooth
研究概要

骨膜組織は細網細胞、線維芽細胞、脂肪細胞、血管周囲細胞、および骨芽細胞の前駆細胞などが細胞の網目を作っている。さらに、これらの細胞は、分化した骨芽細胞とも緊密な連係を保ち、その、分化、活性化に重要な役割を果たしているということが、微細組織学的に示唆されている。
骨芽細胞の誘導因子である骨形成因子(以下BMP)を傍骨膜に注入すると骨膜性の骨形成が促進され、また、活発に骨形成を行っている骨芽細胞に隣在して、その前駆細胞が多数認められる。
骨芽細胞の分化を明らかにするために、これらの前駆細胞を免疫組織学的に識別することを試みてきたが、現時点においては、超微細構造学的にこれらの前駆細胞を、特異的に識別できる指標が得られていない。このために、いまだ良好な結果が得られていない。
現在、サイトカインの異常が知られている免疫機能異常マウス(MRLーlpr/lpr以下MRL/1)を用いてBMPの傍骨膜注入を行い、それによって起こる骨膜性骨形成および骨芽細胞・骨芽細胞の前駆細胞の動態を免疫組織学的に検討し、免疫機能に異常を持たないマウス(MRL-+/+以下MRL/n)のそれと比較することにより、骨代謝に関わると考えられるサイトカインの異常の有無という観点から、骨芽細胞の分化過程のみならず骨代謝全体について解明しようと試みている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masatoshi,Chiba: "Histological Study of Effect of Bone Morphogenetic Protein Derived from Bovine Tooth on Periosteum in Rats" JBMM. 8. 24-29 (1990)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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