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1989 年度 実績報告書

微小血管吻合を利用した血管柄付腸骨移植に続く歯槽骨変化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01480476
研究機関日本歯科大学

研究代表者

千葉 博茂  日本歯科大学, 歯学部, 助教授 (80105478)

研究分担者 勝山 直彦  日本歯科大学, 歯学部, 助手
寺辺 勝之  日本歯科大学, 歯学部, 講師
内田 稔  日本歯科大学, 歯学部, 教授
キーワード微小血管吻合 / 血管柄付骨移植 / 歯槽骨変化 / マイクロサ-ジェリ-
研究概要

さきに提出した研究計画・方法にも記載したように、現在まだ実験継続中である。当初の基本的な計画に変更はない。ただし、予定では、平成2年度半ばまでに試料作成を終了する計画であったが、実験を進めてみると様々な困難に直面した。例えば、犬の血革柄付き腸骨を採取し、下顎に移植した後、頸部の血管と血管吻合を行なうのが、意外と困難であることが判明した。術後、血管吻合が成功しているか否かの判定が不確実なのである。すなわち、移植骨が血管で栄養された腸管なのか、単なる遊離腸骨なのか、屠殺後、血管造影を行なうまで確定できないのである。ほかの血管付き骨移植の可能性も試みているが、なかなか歯槽部を再現できるような幅と厚みのある移植骨はないものである。今後、試料作成の段階で、比較的多数の実験失敗例がでてくることを覚悟しており、少々、実験計画が遅れぎみである。
さらに、最近、新たに困難な事態が出現した。すなわち、大学の新築に伴い、実験動物舎も新たに建て直すことに決定したが、。そのため、本年5月から約半年以上動物実験を行なうことが不可能となったのである。この事態は、当初予想もしていなかったものであり、特に長期の実験行なえない状態となっている。現在の状態では、まもなく動物実験(骨移植)が中断し、実験計画が大幅に遅れる可能性も考えられる。この事態を切り抜けるため、現在、ほかの実験場所を検討中であるが、実験室と動物舎の2つを満たす場所を見つけることははなはだ困難である。

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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