研究課題
患者を専門家へ振り分ける基準として、米国医師会(AMA)の発行の“Family Medical Guide"に記載されているdiagnostic symptom chartを参考にした。チャ-トの英文での入力作業は完成した。ファイル容量として200MBとなった。このデ-タを使い、NECーPC98RL上にMUMPS言語を用いて振り分け外来支援システムを構築した。各診断論理は、MUMPSのグロ-バル変数として一連の番号をつけ、質問内容、答が“YES"または“NO"の時のそれぞれの次の質問番号を記録している。使用者は試作システムが画面に表示する質問に答えていく。この過程は問診結果として記録される。最後に最適と思われる診療料が表示される。診療科名は、東海病院固有のものと、一般的なものの2種類を表示するようにし、将来的に本システムを診療所から病院へ患者を紹介する場合の支援システムにもなるように配慮した。現在、日本語化を進めつつある。検討会を実施したところ、今後の課題として、(1)診断ロジックの検証のため、推定病名に至るすべてのル-トをコンピュ-タによりリストしチェックすること、(2)質問の入り口が99と多いため、この分類を行う、キ-ワ-ドにより該当する質問へ行けるようにする、の2点が上げられた。
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