研究課題
本年度の研究は、おおむね順調に進行できた、本年度は診断論理のフロ-を実際の診療現場での使用に耐えるように、その質問の表現形式に修正を加えた。その詳細を以下に示す。1)平成元年度作成した英文の設問の日本語化を行った。2)デ-タベ-ス上の最終振り分けを診療科をすべて決定し、大学病院以外の医院等で標榜科目との対応付けを行った。3)マン・マシンインタ-フェ-スを改良し、カ-ソルとリタ-ンキ-のみでシステムの操作ができるように設定した。4)デ-タベ-ス上の振り分け過程を検討し、論理的な矛盾の有無を検討した。5)実際の設問を選択するために、99の質問を年齢、性別、身体部位で分類し設問を選択す論理を検討した。以上の設定をおえて、3年2月18日より5日間、東海大学医学部附属病院の受診科案内において、本システムのテストを行った。現在、その結果を解析中であるが、今までに以下のことが判明したので報告する。1)実際の運用では、99の質的を選択する部分が難しく、ここをあやまったため不適切な質問が選択されてしまう場合があった。2)診療科の医師よりは、設問の選択が不適切な場合があることが指摘され、実際の振り分け外来に本システムを使用するためにはまだまだ改良が必要であることのコメントを受けた。一方、患者自身のセルフメディケアシステムとして本システムを使用することについては、肯定的な意見を多く受けた。平成3年度は、これらの点を考慮してシステムの改良を行いたい。
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