研究課題/領域番号 |
01480506
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
岡部 紘明 熊本大学, 医学部, 教授 (20185466)
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研究分担者 |
岡嶋 研二 熊本大学, 医学部, 助手 (60152295)
宇治 義則 熊本大学, 医学部, 助手 (90203512)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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キーワード | protease / selective proteolysis / Mitochondrial aspartate aminotransferase / proteolytic isoenzyme assay / aspartate aminotransferase / cytosolic aspartate aminotransferase / lactate dehydrogenaseー1 / apoーmitochondrial aspartate aminotransferase |
研究概要 |
血液中に逸脱する酵素であるアスパルテ-トアミノトランスフェラ-ゼについて、酵素の蔵器からの精製、各種プロテア-ゼの反応性について検討し、プロテア-ゼ401,およびプロティナ-ゼKがヒト サイトゾ-ル由来アスパルテ-トアミノトランスフェラゼを阻害し,ヒト ミトコンドリア由来のアスパルテ-トアミノトランスフェラ-ゼを阻害しないことを確認した。これらのプロテア-ゼをアスパルテ-トアミノトランスフェラ-ゼの測定系に導入した場合の至適条件の検討を行い、安定した精密度、正確度の高いアスパルテ-トアミノトランスフェラ-ゼアイソエンザイムの測定系を確立した。本法は迅速かつ簡便であり自動分析装置での測定が可能であり、動物由来の酵素についても同様の反応性が確認され動物血清のアスパルテ-トアミノトランスフェラ-ゼの測定も可能である。また、同様に血液中の逸脱するラクテ-トデハイドロゲナ-ゼについてもグアニジンとαーキモトリプシンの併用により、ラクテ-トデハイドロゲナ-ゼー1のみを測定できる系を確立した。 このことは心筋梗塞患者等における迅速検査として有用なものと考えられる。
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