研究課題
(1)日中の蒸散により日中から夕刻にかけて川の流量が減少するとともに川水の比電導度が減少(総イオン濃度が減少)したが、中には、逆に濃度の増加したイオン(例、SO_4^=)がみつかった。この原因解明は今後の課題である。(2)渇水期の流量、比電導度(比電導計1式購入)川水のイオン濃度の日変動のデ-タは、北海道の2流域及び十日町市の1流域において、順調に集積しつつある。(3)蒸発計の予備実験は終了した。(4)川水中の酸素の同位体δ^<18>Oの日変動には有意の差が認められないことが判明したので、以降の分析は中止する。(5)川水中のイオン濃度の変動において逆位相を有するイオン(SO_4^=等)が見いだされた。よって、植栽ライシメ-タ-中の地中水の植物根によるイオンの選択的吸収の有無の実験を計画した。(6)昭和60年度から設置した石狩川支流雨龍川源頭部、天塩山地、及び平成元年設置の十日町市山地等の試験流域において、流量を精測するとともに、川水の電導度を連続測定し、流量と水質の日及び径日変動と林地の蒸発量との関係を追究する計画を新たに立てた。
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