(1)生活科の研究先進校の研究成果の収集と整理。・・・下記17校の研究物を収集・整理し、このうち*印の15学校については実地調査を行なった。1.福岡私立赤坂小学校* 2.東京都大田区立赤松小学校* 3.徳島市立内町小学校* 4.宇都宮大学教育学部附属小学校 5.大阪教育大学教育学部附属池田小学校* 6.新潟県上越市立大手町小学校* 7.お茶の水女子大学附属小学校 8.北九州市立熊西小学校* 9.愛知県幡豆郡吉良町立白浜小学校* 10.上越教育大学学校教育学部附属小学校* 11.東京都杉並区立杉並第一小学校* 12.福岡教育大学教育学部附属福岡小学校* 13.船橋市立船橋小学校* 14.愛知県宝飯郡御津町立御津南部小学校* 15.香川大学教育学部附属坂出小学校* 16.香川県多度津町立豊原小学校* 17.伊那市立伊那小学校* これら17校のほとんどは、授業の目標と評価の観点が定まっていない。したがって、児童にただ活動させているだけという感がする。目標と評価の観点をを明らかにすることが今後の研究課題である。ただし、評価の観点で共通性が見られたのは、「興味・関心」であることが明らかとなった。 (2)授業観察と授業のVTR収録。・・・約20の授業を観察し、このうち6授業のVTR収録を行なった。現在授業分析中である。たとえば、「凧作り」の活動のように児童の心意に沿ったものはすべての児童を生き生き活動させることができる。 (3)調査校の地域の社会的、自然的な環境差と活動の種類の類型化。・・・この観点での調査は現在行なっている。 (4)本研究の成果は平成2年度研究報告書として刊行の予定である。
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