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1989 年度 実績報告書

対外直接投資の理論的実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01530002
研究機関東京大学

研究代表者

伊藤 元重  東京大学, 経済学部, 助教授 (10128564)

研究分担者 三輪 芳朗  東京大学, 経済学部, 教授 (90109158)
キーワード海外直接投資 / 企業の行動原理 / 不完全情報の経済学 / 産業組織 / 技術
研究概要

我々の基本的考え方は、海外直接投資のメカニズムについて正しい理解を得るためには、企業の組織構造や行動原理について明らかにする必要があるというものである。つまり、マクロ的な資本移動の理論ではなく、ミクロ的な産業組織の考え方に基づくことが重要だということだ。この考え方に基づき、企業に対するアンケ-ト調査の結果の分析、東京や大阪でのいくつかの企業での聞きとり調査を行ない、理論的分析をも行なってきた。このような研究を通じての感想は、企業の生産している商品の性格によって、あるいはそのための技術の性格によって、海外展開のパタ-ンも大きく異なる。このような点を分析の上で明らかにするためには、長期的取引の理論、不完全情報の経済学をベ-スにして、技術や経営がどのような形で海外へ移転されていくのか、そのための障害は何であるのか、そしてこの障害を乗り越えるために企業の行動はどのような特徴を持つようになるのかといった点に関して検討がなされる必要がある。これらの点についてはいろいろな研究成果が報告されているので、これらも参考にしながら我々の考え方をまとめていきたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 三輪芳朗: "大企業(製造業)の海外直接投資行動の決定要因に関する調査" 日本経済研究. 19. 28-54 (1990)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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