• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1990 年度 実績報告書

経済の国際化を税制ーその理論的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01530052
研究機関一橋大学

研究代表者

石 弘光  一橋大学, 経済学部, 教授 (60017530)

キーワード移転価格税制 / 外国税額控除 / 銀行秘密 / タックス・ヘイブン / フリ-・ポ-ト / ペ-パ-カンパニ- / 情報 / 税制調和
研究概要

2年目に入り、研究のまとめに入った。大体、次のことで2つのステップをふんで前年度からの研究をすすめた。
1.理論的な分析のまとめ
国の内外で公表された当該テ-マの文献は、多数存在する。前年度に計画したが、必ずしも整理できなかったものを中心に次の視点から論点を明らかにすることにした。第1に、国際間の課税ベ-スの問題である。移転価格およびその税制、タックス・ヘイブンとその対索税制の2つが重要なテ-マとなる。欧米とりわけ旧植民地をもつ先進国では、1960年代以降このテ-マが当界の関心をよんでいる。そこである程度のル-ルができ上っているが、日本の場合は必ずしもそうではない。そこで日本においても、この程の問題と対応して→独自の税制と構築するにあたっての理論的な基礎を整理することにした.しかし残念ながら、必ずしも当初予定した程度まで進捗しなかった。
2.制度の分析
先進各国で、種々な制度を国際課税の分野でもっている。近年、とりわけOFCD、EC、IMFなどの国際機関での制度作りがさかんになっている。わが国の国際課税の諸制度、とりわけ上記の移転価格税制とタックス・ヘイブン対索税制のあり方、問題点を各国の実状と合わせ検討した。
また先進国、とりわけEC諸国を中心として生いている税制の調和を制度的にどう達成しうるかも考察の対象とした.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 石 弘光: "Tax harmonizationについて" 金融調査会報告書. 11. 17-37 (1989)

URL: 

公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi