研究概要 |
昨年に引き続づいて、標準電弱理論に基づいて下記のシグナル(S)とバックグランド(BG)の過程を調べている。 (S):e^ー e^+→Z→l l^^ー H→l l^^ー b b^^ー jets,(1) (BG):e^ー e^+→Z,γ→f f^^ー→l l^^ー+q q^^ー jets+X.(2) (ここで、l,b,qはそれぞれレプトン、ビユティ-クオ-ク、クオ-クを意味する。) 本年度の実績としては、昨年度の研究を拡張する方向で下記のことを求めた。 1)反応中のクォ-クの質量差を考慮し、更に任意のエネルギ-に適用可能な一般的なレプトン対のエネルギ-分布の公式、 2)クォ-ク(ージェツト)のエネルギ-分布の公式、 3)反応(1)及び(2)の“JLC"(√<s>≦300Gev)でのエネルギ-分布、 4)√<s>=160Gev(WWのthreshold)での共線角分布。 一般的なエネルギ-分布の公式を用いることで、TRISTANエネルギ-(√<s>=60Gev)での標準電弱理論の精密実験を提唱した。またLEP II又は“JLC"(√<s>【less than or equal】300Gev)でのレプトン対のエネルギ-分布のS/BG比を求める事が出来た。 ◎クォ-クのエネルギ-分布について、今論文を作製中です。 ◎共線角分布の計算は、京大基研の研究会のプロシ-ヂングに投稿済みです。更にジャ-ナルへの原稿を作製中です。
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