• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1989 年度 実績報告書

タンデム型静電加速器による二次粒子の加速とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 01540315
研究機関京都大学

研究代表者

荻野 晃也  京都大学, 工学部, 助手 (40026034)

研究分担者 河野 益近  京都大学, 工学部, 教務職員
金沢 哲  京都大学, 工学部, 教務職員 (60089125)
キーワード加速器 / 核反応 / 二次粒子
研究概要

京都大学理学部物理教室に新しく設置されたタンデム型静電加速器を用いて研究が行われている。この加速器は平成2年1月に、陽子(16MeV)及びSiイオン(64MeV)で5μAの加速性能を達成し、現在加速器として使用する為の施設検査に合格する為の整備が行われている。
初年度の研究実績は次の通りである。
1.8MVのタ-ミナル電圧が得られるとして、その場合の二次粒子の発生する可能性を計算した。(^7Li,^6He)などの核反応を考え、核反応解析コ-ドTWOFNRを使用して前方角における発生量を求めた。
2.タンデム型静電加速器の内部構造を調べ、ビ-ム・オプティックスのシュミレ-ション計算を行った。タ-ミナル部に設置する核反応タ-ゲットとして、^<12>C,^<13>C,^<10>B,^<11>Bなどの融点の高い金属を中心に考えて計算を行った。
3.加速器は、平成2年1月に予定の性能に達しており、この研究を進める上で充分であることが明らかになっている。
4.現在、施設検査に合格する為に、放射線量の測定を行っている。中性子の発生量をおさえる為のシ-ルド設置などの作業を行っている。又、コ-スの整備を物理教室のスタッフと協力しながら行っている。
5.コ-スに設置する電磁石・散乱層などの研磨・洗浄を行い、ビ-ム実験を行うことが出来る条件(10^<-7>Torr)になる様に作業中である。購入した分子ポンプはその為に使用されている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 谷本正男: "タンデム型静電加速器による二次粒子の加速の研究" 京都大学工学部修士論文. (1990)

URL: 

公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi