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1989 年度 実績報告書

隕石の硫化鉱物の鉱物学的記載とその生成条件の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01540670
研究機関大阪産業大学

研究代表者

森本 信男  大阪産業大学, 教養部, 教授 (10029829)

研究分担者 田中 和男  大阪産業大学, 教養部, 助教授 (80066927)
キーワード隕石鉱物 / 硫化鉱物 / 造岩鉱物
研究概要

隕石は太陽系の始原物質と考えられ、その研究は鉱物学の重要な分野であり、多くの鉱物学的研究が行なわれてきている。しかしその研究も珪酸塩鉱物や金属鉱物に関するものが多く、硫化鉱物に関するものは少ない。
平成元年度は、本研究の初年度であり、設備備品として偏光反射顕微鏡一式を購入すると共に、その周辺機器の整備に努力した。また、多くの隕石リストの中から、コンドライト隕石の硫化鉱物の研究に適した隕石を選び、その入手や薄片の入手などにも努めた。一部の試料は業者より購入し、薄片を作製した。このように、本年度は新しく研究室を整備し、装置を設置することなどを始め、隕石試料の入手、実験試料の作製などに多くの時間を使った。
一方で、造岩鉱物、特に隕石を構成するオリビン、輝石、長石、ピロ-タイトなどについて、その相変化の特徴を考察し、低温での秩序-無秩序相転移に伴う構造変化と、それに基づく微細組織について研究した。
この研究は、個溶体を形成する造岩鉱物の温度変化に伴う相変化について、新しい考えを与えるものであり、近く発表する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] N.Morimoto: "Nomenclature of Pyroxenes" Mineralogical Jounal. 14. 198-221 (1989)

  • [文献書誌] N.Morimoto,N.shimobayashi,A.Tsuchiyama & M.Kitamura: "A new heating stage for transission electron microscopy up to 1300℃" Mineraloical Journal. 14. 246-254 (1989)

  • [文献書誌] N.Morimoto: "Nomenclatura dei Pirosseni" Rivista Mineralogica Itallana. supplemento. 1-22 (1980)

  • [文献書誌] 森本信男・北村雅夫: "造岩鉱物の微細組織の研究" 岩鉱. 特別号4. 71-80 (1989)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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