研究概要 |
本研究課題に関する研究予定期間は平成2年度までである。筆者らは、昭和63年6月IEEE(International Confer ence on CE)において、HBS適合性評価方法を提案し、多くの反響を得た。その後、平成元年度では、提案した方法の有効性について検討した。昭和63年度より準備中であったハ-ドウェアの開発((1)標準インタ-フェ-ズ、(2)標準HBS)およびソフトウェアの開発((3)ホストコンピュ-タ用テストプログラム、(4)被テストデバイス用プログラム)を行ない、ISOのOSIモデルのレイヤ1(物理層)、レイヤ2(デ-タリンク層)、に関する範囲のHBSの適合性評価法を定義し、実験システムを構築し、提案方式の有効性を検証した。これらの研究結果は、査読付論文1編、国際会議1編、一般講演1編として発表した。さらに、レイヤ3(ネットワ-ク層)に関する適合性評価方法についても検討を行った。その結果、レイヤ1,2の評価方法と全く異なることが判明し、新しい適合性評価システムの構築が必要であることがわかった。これらの成果は平成2年6月IEEEーICCE(採録済)において発表する予定である。また、これに先駆け平成2年5月ヨ-ロッパでのEURODOMOTIC91(International Forum.for New Interigent Spaces)においても発表する予定である。当初の研究計画で予定されていたフランスからのHA研究者(フランス大使館内フランス・日本工業技術協会 03ー584ー7983)も平成2年2月よりすでに福岡工大で研究中である。
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