• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1990 年度 実績報告書

ファジィ集合理論に基づく画像検索の方法とシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 01550321
研究機関筑波大学

研究代表者

三宅 輝久  筑波大学, 電子・情報工学系, 助手 (60209880)

研究分担者 藤代 一成  筑波大学, 電子・情報工学系, 講師 (00181347)
池邉 八洲彦  筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (10114034)
宮本 定明  徳島大学, 工学部, 教授 (60143179)
キーワード画像検索 / ファジィ命題索引 / ファジィ検索 / マッチング関数 / アルゴリズム
研究概要

近年、マルチメディアデ-タベ-スやハイパ-テキストの研究の進展に従って、画像の検索への考察が益々必要となってきている。画像検索の方法としては、与えられた画像を問合せに用いて,その画像に類似した画像を検索する類似画検索や、ネットワ-ク索引を用いる方法等が提案されている。一般に、このような画像情報の索引付けや検索には、認知科学や画像認識の成果が利用されなければならない。また一方,画像情報には様々な意味での不確定性やあいまいさが含まれるので,ファジィ理論をもとに画像を検索しようとするのは自然なアイディアであるが,ファジィ画像については未だに考察されていない。
本研究では、これらの状況を考慮し、ファジィ理論に基づく画像検索の方法を提案し、システムを試作した。本研究の内容を要約すると、次のようになる。
(1)人間の記憶における画像情報のモデルとして、命題ネットワ-クが提案されている。ここではこのモデルを利用し、画像の索引としてファジィ命題(述語表現にメンバ-シップを考慮したもの)の集合を用いることとした。
(2)ファジィ命題集合により索引付けられた画像デ-タベ-スに対し問合せとして同じ形式のファジィ命題集合を仮定した。この仮定は、検索者が問合せとして、キ-ワ-ド,自然言語による画像内容の表現,質問画像,のどの形式をとった場合でも対処することが可能である。
(3)索引と問合せの間の類似性、すなわちマッチングの度合いを量るためのファジィ集合モデルを提案し、マッチングの度合いを効率良く計算するアルゴリズムを与えた。また,この結果得られる数値をメンバシップとすることで、ファジィ検索が行われる。
(4)この方法による検索システムを試作した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Miyamoto: "Document Retrieval and Image Retrieval Based on Fuzzy Propositional Index" Technical Report,Institute of Information Sciences and Electronics,University of Tsukuba. ISEーTRー90ー85. 1-12 (1990)

  • [文献書誌] 宮本 定明: "ファジィ命題索引にもとづく文書検索と画像検索" 日本ファジィ学会誌. 3/1. 98-107 (1991)

URL: 

公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi