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1989 年度 実績報告書

ニュ-ロコンピュ-タによる心臓画像からの左心室輪郭検出エキスパ-トシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 01550333
研究機関京都大学

研究代表者

英保 茂  京都大学, 工学部, 教授 (40026117)

キーワードニュ-ラルネットワ-ク / RI画像 / 画像認識
研究概要

心臓病の診断において心機能の定量的な評価を行うためには、心臓画像から左心室の輪郭を検出する必要がある。心臓は拍動画像であり、このためには多数枚の画像から輪郭線を検出しなくてはならない。そこで、本研究では従来の画像処理手法に加えてニュ-ラルネットワ-クの学習機能を利用し、実用的な左心室輪郭検出が行えるエキスパ-トシステムの開発を行うことを目的として、ニュ-ラルネットワ-クを用いた輪郭検出法の検討を行うこととした。
今年度の研究においては、ワ-クステ-ションを用いてニュ-ラルネットワ-クの構築を行った。具体的には入力10ユニット、中間2ユニット、出力3ユニットの構成で、RIファ-ストパス法による心臓および肺の血液通過画像を用いて、左心室部分の抽出実験を行った。種々の実験の結果、十分学習させた後、肺の部分および心室部分を識別することが可能であることが判った。また、学習のために与えるデ-タとしては、積極的な分類デ-タである正のデ-タのみならず、バックグラウンドに対応するニュ-ロンを発火させない負のデ-タも重要であることが判明した。今後ネットワ-クの構成および学習デ-タの作成法、指示法などについて検討を加えることが必要であろう。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Naoki Asada: "Pilot Study of Image Segmentation and Decision Making by NeuralNetwork" Proc.of Medical Imaging IV,SPIE. 1233. (1990)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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