本研究は、文献調査と学校図書館活動に関する実態調査とで進めた。 1.文献資料調査 1.義務教育諸学校施設費国庫負担法などの学校建築に関する基準、指導要領など学校図書館に関する公的指針を網羅的に収集した。 2.関連する既存研究を、教育、建築分野を中心にできる限り収集した。同時に、全国学校図書館協議会の機関誌である「学校図書館」について、各号の特集テ-マの変遷を分析した。 2.実態調査 1.オ-プンな学習スペ-スをもつ小学校の図書館担当者に、オ-プンスペ-スの資料分散の評価を求めるアンケ-ト調査を実施した。 2.オ-プンな学習スペ-スをもつ小学校合計11校において、図書資料や配置の状況と児童の図書スペ-ス並びに図書資料の利用実態を調査した。また、その評価を校長や図書室担当者にヒアリングした。同時に、統計など諸資料を収集した。 3.図書館利用指導および読書の動機づけ活動を積極的に展開している2小学校を取り上げ、詳細な事例研究を行うことで、問題点の発掘を行った。 4.オ-プンな学習スペ-スに置かれる教材として、図書資料と並んで重要なものとなっているパソコンについて、情報化への対応と学校図書館の観点から実態の調査と考察を行った。
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