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1990 年度 実績報告書

ニュ-タウンにおける都市機能の経年変化と制御方策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01550471
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

森田 孝夫  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (90107350)

研究分担者 鈴木 克彦  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (10115983)
キーワードニュ-タウン / 住環境 / 新住宅市街地開発法 / 高蔵寺ニュ-タウン
研究概要

平成2年度のニュ-タウンの都市機能変容に関する調査では、店舗等の発生にともなう住環境問題を調べた。
1.店舗等の発生にともなう住環境問題の調査結果(高蔵寺ニュ-タウン):(1)店舗等の経営者に対するアンケ-ト調査では、トラブルが「起きなかった」が92%で、「起きた」が8%であった。(2)トラブルを避けるために行ったことは、「景観を乱すような派手な看板をやめる」が34%、「街並みを配慮した外観にする」が28%で、多い。(3)店舗等の発生を規制すべきかについては、「住民の自主的な判断に任せる」が46%、「規制するべき」が18%であった。「付近住民と話し合う」が26%である。(4)住環境に対する配慮としては、「迷惑な騒音を出さない」が35%で最も多く、次いで「駐車場の確保」が29%である。その他、「ゴミの処理をきちんとする」とか「汚くしない」などの回答があった。「遅くまで営業しない」という意見では、夜の8時頃以降の営業をきらっている。面積・建ぺい率や、壁面後退などで規制をすることを支持する人は10%以下しかなかった。
2.住環境変容調査の結果(高蔵寺ニュ-タウン):(1)住宅地としての評価では、入居時に比べて生活利便施設が整い、生活の利便性にあまり不満はない。「もっと店舗等の生活利便施設がほしい」という人は少ない。(2)環境としては、「静かさ」を第1に要求している。(3)住宅地内部と幹線道路沿いで、発生している業種が異なり、住宅地内では、クリ-ニング取次店、専門サ-ビス業、個人教授所など、住環境を乱さない業種が多い。自然発生的にそのようになっていた。(4)そのため、住宅地内での店舗等の発生で住環境が悪くなった例は少ない。幹線道路沿いでは、店構えや店舗デザインが街並み景観にマイナスを与える例が見られた。

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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