研究概要 |
<(i)Rr置換pyridineおよび1、6ーnaphthyridine誘導体合成法の確立>___ー:5ー(trimethylsilylmethyl)isoxazoleとパラ置換benzonitrileより得られるNーsilylー1ーazaーallyl anion(1)はTHF中3級アミン存在下過剰のperfluoroー2ーmethylー2ーpenteneと反応して、Rf置換2ーfluoropyridine誘導体(2)を52〜97%収率で与えた。本反応はアニオン(1)のN上のシリル基により大きく促進され、(2)の2位のF基は容易に加水分解されて相当する2ーピリドンを与えた。また、(2)の接触還元により定量的に得られるβーアミノエンのアミノ基は水酸化ナトリウム触媒下そのピリジン環の4位で脱C_2F_5をともなって閉環し、Rf置換1,6ーnaphthyridine 誘導体を63〜67%収率で与えた。 <(ii)一般的Nーsilylー1ーazaーallyl anion 合成法の開発>___ー: αー水素を有するアルデヒドとLi[NSi(CH_3)_3]_2からNーsilylimineが生成することは確認できたが、これをnーBuLiまたはC_6H_5Liで処理してNーsilylー1ーazaーallyl anion を効率よく得る方法は現段階ではみつかっていない。 <(iii)Rf置換qulinolizinー4ーoneおよびそのベンゾ誘導体の合成>___ー:2ーpicoline,2,3ーlutidine,2,5ーlutidine,2,3,5ーcolidine,2ーethylpyridine,2ーmethylpyrazine,2ーmethylquinoline,1ーmethylisoquinolineの2位のメチル基またはメチレン基をtrimethylsilyl化後低温でtetrabutylammonium fluoride存在下perfluoroー2ーmethylー2ーpenteneで処理し、ひきつづきその反応混合物をxylene中還流すると相当するRf置換quinolizinー4ーoneまたはそのベンゾ誘導体がその前駆中間体と共に15〜68%収率で得られた。
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