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1990 年度 実績報告書

地域潜在生産力評価を用いた土地利用計画法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01560245
研究機関信州大学

研究代表者

星川 和俊  信州大学, 教養部, 助教授 (40115374)

キーワード潜在生産力 / 土地利用計画 / 評価 / ボ-エン比 / 土壌水分
研究概要

1.研究対象地域である長野県中央部の中信地域における水文気象資料、地形資料等の実測およびデ-タ収集を行い、基礎的な気象デ-タの整備を進めた。
2.前年度に引続き現地観測を行った。これらは各種地表面(水田、畑、裸地、コンクリ-ト面等)における温湿度の垂直分布、ならびに熱収支観測等であり、代表的な各季節の1日変化を実測し、植物生産に大きな影響を及ぼす熱環境の実態把握を検討した。この結果から、土壌水分の乾湿状態を表現するパラメ-タとして、各種地表面上でのボ-エン比を推定し、これが定性的には季節の相違を示す有効な指標となる可能性が認められた。
3.本年度は、とくに土壌水分および土壌肥料条件の相違による生産力への影響を検討するため、水稲による圃場実験を行い、各種条件の異なる状況下での光合成、蒸散、気孔低抗などの貴重な実測デ-タの収集、分析がなされた。その結果によれば、光合成は主に土壌水分条件によって規定され、土壌栄養条件は葉面積の生長等に対しては影響を及ぼすが、光合成強度に対しては間接的影響に留った。
4.生産力評価の導入による土地利用計画法の方法については、十分な検討ができなかったが、今後の検討にむけてその意義と評価のフロ-についての検討を行った。
5.以上の結果をとりまとめて報告書の作成を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 宮川・水野・星川: "在来型のインド型水稲の光合成に及ぼす土壌水分と施肥の相互作用" 日本作物学会東海支部第111回講演会. (1991)

  • [文献書誌] 星川 和俊: "地域潜在生産力評価にもとづく土地利用計画法の研究" 文部省科学研究費補助金(一般C)研究成果報告書,信州大学. 1-50 (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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