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1990 年度 実績報告書

黒毛和種及びブラ-マン種♂との交雑F_1雌牛の繁殖育成能力並びにそれらの産子の産肉能力

研究課題

研究課題/領域番号 01560283
研究機関東北大学

研究代表者

山岸 敏宏  東北大学, 農学部, 教授 (30005607)

キーワード肉用牛 / 交雑 / 放牧適性 / 枝肉形質
研究概要

1.黒毛和種♂×ブラ-マン交雑種F_1♀および黒毛和種の子牛群の採食量、採食行動および耐暑性
ブラ-マン種(Z)♂×黒毛和種(B)、日本短角種(N)、ホルスタイン種(H)♀のF_1雌牛にB♂を交配して得られた、1/4ブラ-マン交雑種(Zー)とBBの子牛各6頭を用い、両群の放牧適性を採食行動の面から比較するために、6ー10月の期間、牧草地で増体量、採食量、粗飼料利用性、放牧行動、耐暑性を調査した。その結果、ZーがBBよりも1日増体量は大きく、特に秋期にその差が顕著であった。日中の採食時間割合、代謝体重当りの採食量もZーがBBよりも大きかった。乾物及びADF消化率はいずれもZーがBBよりも大きい傾向がみられた。8月の庇蔭舎の利用時間割合からみて耐暑性はZーがBBよりも優れていた。以上を総合してみると、1/4ブラ-マン交雑種はBBよりも放牧適性で優れていることが示された。
2.黒毛和種、日本短角種及びそれらのF_1去勢肥育牛の産肉性
BB、NN、BNの計32頭を放牧育成後、濃厚飼料多給方式で肥育し、増体量、生体の皮下脂肪厚及び枝肉格付成績を調査中である。現在までのところ、増体量はNN、BN、BBの順に大きく、皮下脂肪もその順に厚かった。肉質、とくに脂肪交雑ではBBが最も優れ、BNとNNの間には差異はなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山岸 敏宏: "黒毛和種♂×ブラ-マン交雑種F_1♀および黒毛和種の子牛群の採食量、採食行動および耐暑性" 日本畜産学会報. 62. (1991)

  • [文献書誌] 山岸 敏宏: "黒毛和種、日本短角種及びそれらの交雑F_1去勢肥育牛の増体量、生体の皮下脂肪厚及び枝肉成績" 日本畜産学会報. 62. (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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