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1989 年度 実績報告書

造精細胞とセルトリ細胞相互作用の3次元構造および細胞化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01570002
研究機関千葉大学

研究代表者

永野 俊雄  千葉大学, 医学部, 教授 (60009082)

研究分担者 羽地 達次  千葉大学, 医学部, 助手 (50156379)
前川 真見子  千葉大学, 医学部, 助手 (20181571)
外山 芳郎  千葉大学, 医学部, 講師 (70009637)
豊田 二美枝 (鈴木 二美)  千葉大学, 医学部, 助教授 (60009751)
キーワード精上皮 / 精子 / セルトリ細胞 / 熱ショックタンパク / アクチンmRNA / 膜内粒子
研究概要

1.前立腺がん患者の去勢療法により得られたヒト精巣および実験動物精巣のゴルヂ銀染色標本の作製を継続中である。銀染色は未だその結果が一定でない。
2.無固定急速凍結エッチング法によってセルトリ細胞結合装置と細胞骨格との連絡をステレオ観察している。密着結合とギァップ結合のPS面、ES面の所見を検索している。
3.マウス精細胞を抗原として得られた單クロ-ン抗体は熱ショックタン白を認識し、免疫ブロット法の結果と蛍光抗体法の結果、精子形成後期で熱ショックタン白が合成されるらしい。
4.細胞骨格性アクチンmRNAは精子形成の特定期に強く発現することがin situ hybridization法でわかった。これは精子細胞の伸長開始時期とほぼ一致する。従来精子細胞のクロマトイド体としてその成分はRNAであることが知られているが、クロマトイド体はアクチンmRNAである可能性が強い。
5.電顕レベルでのin situ hybridization法はまだ成功していない。プロ-ブ作製、ハイブリダイゼ-ション率等の問題を解決しなければならないと思われる。
6.精子形質膜の膜内粒子とコレステロ-ル(膜内)分布について精巣上体通過中、受精能獲得中どのように変化するか研究を進めている。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Suzuki,F.,Yanagimachi,R.: "Changes in the distribution of intramembranous particles and filipin-reactive membrane sterols during in vitro capacitation of golden hamster spermatozoa." Gamete Res.23. 335-347 (1989)

  • [文献書誌] Maekawa,M.;O'Brien,DA Allen;RL,Eddy,EM: "Heat-shock cognate protein(hsc 71)and related proteins in mouse spermatogenic cells." Biol.Reprod.40. 843-852 (1989)

  • [文献書誌] Sakiyama,S.,Nakamura,Y.,Tokunaga,K.,Takazawa,H.,Ohwaki,Y.,Nagano, T.: "Stage-specific localization of cytoskeletal action mRNA in murine seminiferous tubules and intestinal epithelia as demonstrated by in-situ hybridization." Cell Tiss.Res.258. 225-231 (1989)

  • [文献書誌] Maekawa,M.,Sakamaki,K.,Sawada,K.,Nishimune,Y.: "Plasminogen activator secreted by Sertoli cells in response to retinoids." Mol.Androl.1. 331-336 (1989)

  • [文献書誌] 鈴木二美枝,永野俊雄: "ヒト精子形成の形態学" 病理と臨床. 7. 158-165 (1989)

  • [文献書誌] 永野俊雄: "精子の話,その形成に関する問題" 電子顕微鏡. 23. 191-197 (1989)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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