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1989 年度 実績報告書

末梢神経系特異酸性糖脂質の構造とその生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01570152
研究機関新潟大学

研究代表者

阿部 幸子  新潟大学, 脳研究所, 助手 (60018603)

研究分担者 佐竹 明  新潟大学, 脳研究所, 教授 (70018589)
渡辺 洋子  新潟大学, 医療技術短期大学部, 助手 (80018853)
荒木 恵子  新潟大学, 脳研究所, 助手 (70018604)
キーワードAplysia nervous tissue / immunohistochemistry / phosphonoglycosphingolipid / nerve bundle-specific / pyruvylated galactose
研究概要

私共は先の研究でアメフラシ神経線維に特異的に存在する酸性糖脂質(FGL-11b)を見付けた。平成元年度には以下の実験を計画した。
1.FGL-11bの化学構造決定。2.FGL-11bに対するモノクロ-ナル抗体作製。3.免疫電顕によりFGL-11bの神経束内での詳細な分布を調べる。
1.については確定構造式が得られJ.B.C.264、19922-19927'89に報告した。(図、1)2.については殆ど手つかずである。3.については電顕用に用いるためのきれいなアメフラシの固定標本が得られずいろいろ試みている所である。
FGL-11bに対するポリクロ-ナル抗体作製による光顕レベルでの免疫組織の結果が得られ、J.B.106、927-976'89に報告した。それによると、この抗体は中枢及び末梢の神経束を染めた。
現在、平成元年度の実験結果をもとにして、更に実験を進め神経束内の染色はaxonの外側のextracellular成分が不均一に染色されていることがわかった。これの組織的及び物質的背景を現在検討中である。
一方、アメフラシ細胞培養も行なっており機能実験の方も進めている所である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Shigeko Araki: "Structure of Phosphonoglycosphingolipid Containing Pyruvylated Galactose in Nerve Fibers of Aplysia kurodai." The Journal of Biological Chemistry. 264. 19922-19927 (1989)

  • [文献書誌] Yoko Watanabe: "Characterization of Phosphonoglycosphingolipids Containing Pyruvate: Localization in Aplysia Nerve Bundles." Journal of Biochemistry. 106. 972-976 (1989)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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