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1989 年度 実績報告書

標的細胞のエストログン依存性増殖の分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 01570192
研究機関大阪大学

研究代表者

西澤 恭子  大阪大学, 医学部, 助教授 (10172652)

研究分担者 佐藤 文三  大阪大学, 医学部, 助教授 (30124770)
松本 圭史  大阪大学, 医学部, 教授 (70028299)
キーワードエストロゲン依存性増殖 / エストロゲン誘導性増殖因子 / 無血清培養 / アラキドン酸代謝 / エストロゲンレセプタ-
研究概要

エストロゲンにより、その標的組織である子宮や乳腺に引き起こされる細胞増殖促進は、今日注目されているエストロゲン作用の1つである。本研究は、無血清培地下でエストロゲン依存性増殖を示すクロ-ン化培養細胞株Bー1を用い、エストロゲン誘導性増殖因子の分離・その作用・それによる形態学的変化などを検討し、エストロゲン依存性増殖の分子機構を解明することを最終目的としている。
本年度の研究によって、
1.Bー1の培養土清中にエウストロゲン誘導性増殖因子が存在することを確認した。ーーーー西澤
2.エストロゲン誘導性増殖因子と既知の増殖因子との関係を調べ、EGF・IGFーI・PDGFとは異なることを明らかにした。また、アンドロゲン依存性シオノギ癌(SC115)由来クロ-ン化培養細胞株には、効果がないことも明らかにした。ーーーー松本
3.Bー1には、ユニ-クなDNA結合型のエストロゲン結合部位が存在することを明らかにした。ーーーー佐藤
4.Bー1の増殖と脂質代謝・Ca代謝との関係については、アラキドン酸代謝産物が関係しているということを明らかにしつつある。今後、更に研究を続行する。ーーーー西澤・佐藤
この4点の新たなる知見を得た。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Nishizawa Y.: "Effect of androgen on prolideration of estrogenーresponsive transformed mouse Leydig cells in serumーfree culture" Cancer Res.49. 1377-1382 (1989)

  • [文献書誌] Lu J.: "Inhibitory effect of antibody against basic fibroblast growth factor on androgenーor glucocorticoidーinduced growth of shionogi carcinoma 115 cells in serumーfree culture" Cancer Res.49. 4963-4967 (1989)

  • [文献書誌] Nishizawa Y.: "Regulatory role of arachidonic acidーderived metabolites for proliferation of transformed murine Leydig cell in serumーfree culture condition" Anticancer Res.(1990)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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