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1990 年度 実績報告書

使い捨て式防じんマスクの顔面への密着性の評価方法及び適正な着用方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01570305
研究機関(財)労働科学研究所

研究代表者

木村 菊二  財団法人労働科学研究所, 副所長 (90072644)

研究分担者 伊藤 昭好  財団法人労働科学研究所, 労働衛生・病理学研究部, 主任研究員 (30151492)
キーワード防じんマスク / 取替え式防じんマスク / 使い捨て式防じんマスク / フィットテスク / マスクフィッティングテスタ-
研究概要

防じんマスクの顔面への密着性すなわち面体と顔面との透き間から侵人した粒子の量を知るためには、ろ過材を通過した粒子を除いて評価しなければならない。このため粒じんの測定器にレ-ザ-光線を光源とした0.7〜1μm以上の粒子のみを計測するパ-チクルカウンタ-形式のmask fitting testerを作製した。通常このような粒径の粒子に対して、使い捨て式防じんマスクのろ過材のろ過効率は、ほぼ100%である。しかし、気温の低いところでは呼気中の高湿度の影響により粒径0.5μm以下の粒子が核となってこのカウント-に計数される大きさの粒子が発生する、この粒子の発生を防ぐために加熱装置を取り付け、呼気による影響を除くよう改良した。
なお、数年以前に考察したマスクに孔などを空けることなくマスク内の空気を取り出すために考案した密着性試験用ガイドに改良を加え、このガイドを装着することによる影響を少なくするすることができた。
このmask fitting testerを用いて試験を行う場合、特別の粒子発生装置を用いることなく一般室内の空気中に存在する粒子を用いて試験することが出来る。今年度はこの装置を用いて百数十人の被験者を対象に、使い捨て式防じんマスクについて試験を行った。
その結果、マスクの種類によって若干の相違が認められ、また、装着の方法による相違も認められた。そこで、装着の際に注意すべき要点などをまとめ、使い捨て式防じんマスクを着用する際のマニュアルを作成した。

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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