研究課題/領域番号 |
01570314
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
吉永 文隆 広島大学, 医学部, 教授 (30093834)
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研究分担者 |
水流 聡子 広島大学, 医学部, 助手 (80177328)
瀬尾 明彦 広島大学, 医学部, 助手 (80206606)
梯 正之 広島大学, 医学部, 助手 (80177344)
坪田 信孝 広島大学, 医学部, 助教授 (10136038)
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キーワード | 地域医療情報ネットワ-クシステム / 意識調査 / 開業医 / 医師 / カ-ドシステム |
研究概要 |
地域医療サ-ビスにおいてプライマリケアを担う診療所の開業医を対象に、パソコンネットワ-クシステムとカ-ドシステムを設定した地域医療情報ネットワ-クに関する意識調査を行なった。調査対象は広島県の24の地区医師会毎に1/2無作為抽出した977名で、回収数は730(回収率74.7%)となった。知見を以下述べる。 1.パソコンネットワ-クシステム (1)導入賛否は、不必要(6.5%)必要だが時期尚早(29.2%)積極的に導入(31.2%)わからない(30.9%)とわかれた。数量化理論第II類で得られたサンプルスコアをもとに上記4群の分布を調べた結果、不必要と必要だが時期尚早は分布が近い位置にありこの2群は類似したグル-プと推定され、賛成派:反対派:わからない派、の比は、1:1:1となった。 (2)賛成・反対の判断には、【○!1】コンピュ-タ診断の利用希望【○!2】金銭的負担【○!3】パソコン経験【○!4】パソコンの業務への活用希望【○!5】端末の操作意志【○!6】再診患者数【○!7】紹介する患者数が特に強く作用していると考えられた。賛成派はパソコン経験があり、金銭的負担も承知しており、業務への活用希望もあった。また患者数の多い診療所の医師に賛成派傾向がみられた。逆に反対派はすべての変数について否定的な反応を示していた。 2.カ-ドシステム (1)導入賛否は、賛成派(26.7%)反対派(20.6%)わからない派(49.2%)とほぼ1:1:2にわかれた。ネットワ-クシステムに比較してわからない派の増加が顕著であり、年令が高くなるほどこの傾向は強くなった。 (2)賛否へ強く影響している因子は、カ-ドシステムの利点・問題点で、賛成派は利点を、反対派は問題点を強調する傾向がみられた。その他、金銭的負担・端末操作意志・パソコンの今後の活用希望があげられた。ここでも賛成派には肯定的な、反対派には否定的な反応がみられた。
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