研究分担者 |
渡辺 由美 昭和大学, 医学部・公衆衛生学教室, 助手 (80220937)
延原 弘章 昭和大学, 医学部・公衆衛生学教室, 助手 (80218346)
猫田 泰敏 昭和大学, 医学部・公衆衛生学教室, 助手 (30180699)
安西 将也 昭和大学, 医学部・公衆衛生学教室, 講師 (50159521)
三浦 宜彦 昭和大学, 医学部・公衆衛生学教室, 講師 (10143421)
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研究概要 |
パ-ソナル・コンピュ-タのグラフィック機能を用いて,疾病分布の地域差の要因分析を可能とする地図表現法を開発するための研究を実施して,本年度は下記の実績を得た。 1)疾病の疫学要因の解析方法の開発 昨年度行った「文献,資料の収集整理」,「パ-ソナル・コンピュ-タのグラフィック機能についての検討」および「パ-ソナル・コンピュ-タに適したマッピング技法についての検討」の結果をもとにコンピュ-タ・グラフィックを用いた疫学要因の解析分法を検討した結果,SAS/GRAPHソフトウェアのGMAPプロシジャによって,4種(コロプレス,サ-フェス,ブロック,プリズム)の地図を作成できることから,種々の解析法に利用できることを確認した。しかしながら,このソフトウェアで表示可能なカラ-が現時点では16色であることから,コンピュ-タの要因分析の一種で山本等が開発した要因関連地図を発展させるには利用できないため,新たにBASIC言語によってプログラムを作成する必要があると判断した。 2)地図作成のためのデ-タ・ベ-スの構築 (1)世界地図,日本地図(都道府県,市町村の地図を含む)をディスプレイおよびプロッタに出力するためのデ-タの作成を,東京大学大型計算機センタ-のHITAC Mー682Hシステム上で作成した。このデ-タは次年度に,1)のSAS/GRAPHソフトウェアや開発プログラムで用いる予定である。 (2)地域別デ-タについては,昨年に続いて人口動態統計ファイル(昭和63年)を新たに購入したほか,朝日新聞の「民力」の24指標のデ-タの入力を1960年から1975年まで5年おきに行った。 以上のように現在までのところ,ほぼ予定通りに進行中である。
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