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1989 年度 実績報告書

二重特異性モノクロナ-ル抗体の作製

研究課題

研究課題/領域番号 01570339
研究機関大分医科大学

研究代表者

玉置 嘉広  大分医科大学, 医学部, 教授 (20028377)

キーワードモノクロナ-ル抗体 / 二重特異性 / 抗アロタイプ / GM型 / 抗エルオキシダ-ゼ / クワドロ-マ
研究概要

BALB/cマウスを、西洋ワサビのペルオキシダ-ゼ(HRP)、OM型赤血球、G3M G1型IgG3蛋白、G3M B3ST型IgG3蛋白またはG1M F型IgG1蛋白のF(ab')_2フラグメントで免疫しそのリンパ節細胞と同系マウスの骨髄腫細胞(P3U1)とをポリエチレングルコ-ルで融合させて培養し、クロ-ニングを行った。その結果、抗HRP、抗G3M G1、抗G3M Tおよび抗GIM Fモノクロナ-ル抗体を産生するハイブリド-マが得られた。
二重特異性モノクロナ-ル抗体を作製するために、まず抗HRP産生ハイブリド-マと抗G3M T産生ハイブリド-マとを融合させて培養し、クロ-ニング後、酵素免疫測定法(ELISA)によって抗体スクリ-ニングを行った。すなわち、マイクロプレ-トをG3M T陽性のIgGでコ-トし、これを捕捉抗体としてHRPを捕捉させ、基質を加えて発色させた。三つの陽性ウェルのハイブリッドハイブリド-マを拡大培養し、同様にELISAによって抗体力価を測定したが、抗G3M Tが産生されているにもかかわらず抗HRPは検出されなかった。原因として、(1)抗HRP産生ハイブリド-マ自体に問題があった、(2)ハイブリッドハイブリド-マの拡大培養中に染色体が脱落した、(3)ハイブリッドになっていない抗G3M T抗体がハイブリッド抗G3M T/HRP抗体と競合し阻止抗体としてはたらいた、等の可能性が考えられた。原因を究明し、目的とするハイブリッドハイブリド-マの確立を急いでいる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshihiro TAMAKI,Tetsuko KISHIDA,Masako FUKUDA: "Practical method for production of monoclonal antibody to human IgG allotype G1M F and its applications in ELISAs and dot immunobinding" Journal of Immunological Methods.

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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