研究課題/領域番号 |
01570579
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
肥田野 信 東京女子医科大学, 皮膚科, 教授 (00075178)
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研究分担者 |
石黒 直子 東京女子医科大学, 皮膚科, 助手 (30198519)
鳥飼 抄順 東京女子医科大学, 皮膚科, 助手 (90200550)
檜垣 祐子 東京女子医科大学, 皮膚科, 助手 (80189745)
上村 知子 東京女子医科大学, 皮膚科, 助手 (10203481)
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キーワード | 皮膚筋炎 / 予後 / 統計 / 間質性肺炎 / 内臓悪性腫瘍 |
研究概要 |
1)予備調査:皮膚筋炎の診療経験があると目される主要皮膚科診療施設を全国から264施設選び出し、予備調査カ-ドを送付した。このうち、186施設から返答があり、該当する調査期間に皮膚筋炎の診療をしたことがある機関は116で、患者数は487名と推定された。そこでこれらの施設に1990年1月調査アンケ-ト用紙を送付した。 2)皮膚筋炎以外の膠原病患者における内臓悪性腫瘍並びに間質性肺炎の合併: 皮膚筋炎で両者が高率にあることの証明が今回の研究目的であるが、それとの比較の意味で、東京女子医大皮膚科において1983年から1987年の5年間に診療した膠原病患者で合併を調査した。 総計87例のうち悪性腫瘍は4例(4.6%)、間質性肺炎は7例(8.0%)にみられた。 悪性腫瘍については全身性エリテマト-デス14例中3例(21.4%)、慢性円板状エリテマト-デス25例中1例(4%)であった。その他のタイプのエリテマト-デス、汎発性〜限局性強皮症、overlap症候群、ベチェット病、シェグレン症候群では1例もなかった。 間質性肺炎は汎発性強皮症16例中5例(31.3%)、MCTDとoverlap症候群の各1例でみられた。 以上の数値は今後、皮膚筋炎の調査結果が出た場合、比較すると有意義になってくると思われる。
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