研究分担者 |
金綱 友木子 東京女子医科大学, 医学部, 助手
新開 真人 東京女子医科大学, 医学部, 助手
藤田 省吾 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70209055)
唐仁原 全 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (80197847)
渕之上 昌平 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (10147382)
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研究概要 |
透析患者にみられる透析脳症あるいはDialysis Dysequibricum Syndrome.の病態を解明するために、非侵襲的に細胞内エネルギ-代謝や電解質バランスを測定できるNMR Spectroscopyを用い,これらの透析中における変動について、実験を行なった。 (1)、正常家兎を用い、正常脳のエネルギ-代謝及びそれよりもとめた細胞内phについての実験 正常家兎をネンブタ-ルにて麻酔を行ない頭部を固定し、頭部に直経2cmの表面コイルをおき、細胞内高エネルギ-リン酸化合物を測定し,その無機リンビ-クから細胞内,PH,を算定した。 (結果)正常脳においては無機リン酸,Monsphosplwesters,αATP,βーATP,γーATPが観察されたが,クレチアニンリン酸は観察されなかった。 (2)家兎においての血液透析 家兎用血液透析回路を作成し、血液透析を施行したが、透析による血圧低下が顕著であり、このため、この血圧低下が脳の高エネルギ-リン酸化合物代謝に与える影響が大きく,現在透析回路を改良中である。 以上のような結果から現在、犬モデルを用い(2)の実験を行なっている。家兎については、透析回路を改良中である。
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