研究分担者 |
金網 友木子 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (40231261)
新開 真人 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (10216210)
藤田 省吾 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70209055)
唐仁原 全 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (80197847)
渕之上 昌平 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (10147382)
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研究概要 |
前年度にひき続き,家兎を用いて血液透析と施行しその着後における脳 ^<31>PーMRSからATPレベル,pHの変動を確認したところ,有意なATP,Plrosphocreatine,phrosphomonoesten,plosphodiestenの変動は認められなかった。一方,脳細胞pHはやや低下傾向を示し脳細胞内における有機酸の産生,浸透圧の上昇が認められたが,これも有意な差とは確認されなかった。細胞内外Naレベルの栓は2目的としてDy(TTHA)^<3->の使用を試みた。文献的には摘出標本の体外〓〓実験にて10mMの〓〓〓〓がおこなわれているため,投与量を6mM/kg dlとしたが,^<23>NaーMRS波形は再〓〓をもって摘出されなかった。投与量,投与方法などにつき再検討を要するものと考えられた。また,サ-フェイスコイルは頭皮上に設道したが,開頚し硬膜を開けて直接脳にサ-フェイスコイルをあてる必要がある可能性もある。以上より、血液透析中における脳エネルギ-代謝、とくにATPレベル上では明らかな変動を確認できなかったが,pHやNaレベル(細胞内外)については今後とも検討が必要と考えられた。最近は透析方法も,単純なHemodinlysisから血液〓〓(hemofiltration),これを結合したhamdiafiltration(HDF)とさまざまであり、透析液の種類(酢酸や〓〓酸)、置〓液の設定やその〓〓量などにより、脳代謝に与える影響も異なると考えられることから,今回の実験条件でのみ判断できない点も多い。しかし、短時間透析等施行する上で参考となる可能性もあり検討を要するものと考えられた。
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