我々が昨年度に発開いた脊髄ファイバスコ-プ(ミエロファイバ-スコ-プ)を用いて馬尾神経上を伴走するradicular arteryの血行動態を観察した。そして脊柱管狭窄赳にみられる間歇性跛行の病態を調べる為に、下服の末梢神経を電気刺激を行ない、またリポPGE_110μを静注することにより馬尾神経上の血行動態を観察した。患者は側臥位にて腰部第4・5棘突起間より0.75mmのミエロファイバ-スコ-プを挿入し徐々に頭側にすすめる。その際に馬尾の形態を観察するとともに、その伴走する血管の性状をよく調査した後に、血球に流れを観察した。観察可能であった症例は12例であり椎間しベルによって異なるが尾側より頭側への流れは8例で連は4例であった。確認後にリポPGE_1を注入しその血行動態の観察を行なった。血管拡張が確認されたり、流速が速くなったり、流速がや方向に変化がみられた例がみられた。また静注後に間歇跛行の距離が7例にみられている。(増加例)また、末梢神経である後脛神経を電気刺激なることにより、同様の馬尾神経上の血流に変化がみられており、症状、特に間歇範が長くなることが夛い。 従って間歇性跛行と神経根、馬尾の血行動態には不確定要素が夛分にみられるも、関係が示唆された。 一方でファイバ-スコ-プの機器の改善はX線透視可能であり、従来の関節鏡に接続可能はコンパフトなスコ-プの開発はできた。しかし画質の改善や易損制などの夛くの問題点は残っている。また領髄、胸髄表面の詳細は観察をはかるには90^゚側視型や斜視型の開発を計っていく必要がある。
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