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1989 年度 実績報告書

高分子材料による骨接合部の柔軟性が仮骨形成能と骨強度に及ぼす影響の経時的測定

研究課題

研究課題/領域番号 01570850
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

井口 傑  慶應義塾大学, 医学部・整形外科, 助手 (60051851)

研究分担者 星野 達  慶應義塾大学, 医学部・整形外科, 助手 (90173591)
キーワード骨折 / 高分子材料 / 固定材料 / 生体内吸収 / 整形外科 / 観血的整復固定術 / ポリラクテックアシド / ポリウレミックアシド
研究概要

骨固定材料として吸収性高分子材料のポリラクテックアシド、ポリウリックアシドを選び、非吸収性高分子材料ポリアクリル樹脂、従来からの固定材料としてAO1/3分割金属プレ-ト(ステンレススチ-ル)と体内、体外において強度、生体との反応性について検討した。
試作したプレ-トの大きさ、厚みはAOナロ-プレ-ト(4穴)に準じた。ポリウレミックアシド、ポリラクテックアシドいずれのプレ-トの体外における曲げ強度はステンレススチ-ルのナロ-ブレ-トの約10%であり、犬の大腿骨骨折に対する固定材料としては十分の強度であった。
体内における反応性は、金属、ポリアクリル樹脂、ポリウリック樹脂、ポリラクテック樹脂の順に強く、高分子材料では6週後においても周囲の炎症反応を認めた。
骨の癒合はいずれの固定材料においても、6週以内に得られた。12週後において、吸収性高分子材料のプレ-トの強度は半減していたが、その形状は肉眼で確認し得た。
今回の固定材料の厚み、巾における強度は犬の大腿骨には十分すぎ、かつ吸収に時間がかかりすぎる事が判明したので、主に固定用スクリュウを細くし、プレ-トの巾を狭くして、実験を継続する予定である。

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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