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1989 年度 実績報告書

ヒト卵透明帯と抗原性を交叉するブタ卵透明帯抗原の遺伝子クロ-ニング

研究課題

研究課題/領域番号 01570944
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

香山 浩二  兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (00068496)

研究分担者 山崎 則行  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (50174644)
キーワード卵透明帯 / 交叉抗原 / 遺伝子クロ-ニング
研究概要

ブタ卵よりGuanidinium/Hot phenol法によりRNAを抽出し、さらにOligo(dT)-Celluloseのアフィニティクロマトによりpoly(A)^+RAN5μgを鋳型にして、double stranded cDNAを合成し、両端にEco-RI linkerを付けた後、ゲル濾過により約500pp以上の長さを持つものを選択して、その約10ngをファ-ジベクタ-λ gt11(0.5μg)に組み込んだ。それをパッケ-ジングしてcDNAライブラリ-とした。得られたoriginal plaqueは2.5×10^5個であった。それをアンプリファイした後、プラ-ク約1.0×10^6個を抗体によるスクリ-ニングに供した。大腸菌Y1090を宿主として寒天プレ-ト上にプラ-クを形成させ、そこへIPTGを含んだニトロセルロ-スフィルタ-をのせ、フィルタ-上にcDNAに対するペプチドとβガラクトシダ-ゼとの融合タンパクを発現させた。フィルタ-はブタZP-4に対するモノクロ-ナル抗体5H4あるいは、精製したZP4に対する抗血清を使った蛍光抗体法により、スクリ-ニングを行なったが、抗体と反応する陽性プラ-クは得られなかった。今後新たにライブラリ-を作成し、再び単離を試みる予定である。
一方、可溶化ブタ卵透明帯より対応抗原を精製して、そのN末端20個のアミノ酸配列を決定した。さらにプロテア-ゼ処理により得られたペプチド断片のアミノ酸配列を決定し、polymerase chain reactionによりcDNAクロ-ニングに利用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Akiko Hasegawa et.al.: "Immuroogenicity of a 92KDa component of porcine zona pellucida isolated using a monoclonal antibody(3A4-2G1)exclusively cross-reactive with porcine and buman zona pellucidae" J.Reprod.Immunol.14. 73-82 (1988)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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