• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1989 年度 実績報告書

ポケット内酸化還元電位測定による歯周ポケットの活動性の診断

研究課題

研究課題/領域番号 01571052
研究機関奥羽大学

研究代表者

飯田 正人  奥羽大学, 歯学部・歯科保存学第1講座, 教授 (00135485)

研究分担者 矢沢 裕  奥羽大学, 歯学部・歯科保存学第1講座, 助手 (40210231)
キーワード歯周ポケット / 酸化還元電位(Eh) / 新しいEhプロ-ベ / 歯周健康管理システム
研究概要

平成元年度の研究の主眼はポケットプロ-ベ型酸化還元電位(Eh)電極を開発することであった。そこで今回、ポケットの深さと同時にEhを測定することで、歯周炎の診断をより客観的にすることを目的として、ポケットプロ-ベ型Eh電極と小型Ehメ-タ-を開発したので報告する。
装置の概要:第1図は、今回開発したポケットプロ-ベ型電極で、第2図は、第1図のII-II線断面拡大図、第3図は、第2図のIII-III線断面図で図中、1は把持部、2はポケットプロ-ベ型電極、3は白金電極、4はステンレスチュ-ブ、5は絶縁材、6は導電部材である。第4図は、歯周炎診断用装置(プリオチェック)の全体構成図で、図中、2はポケットプロ-ベ型電極、7は比較電極、8はデジタルメ-タ-である。指示電極である白金電極3は、先端部が歯周プロ-ベの如く直径およそ0.3mmと細くなっており、測定部として露出している。他の部分は絶縁体を通して把持部に連結されている。比較電極7は内部にKclを容れた排唾管型のAg/Ayclガラス電極になっている。デジタルメ-タ-8としては、ハンディ-モデルTp-7II(東興化学)を改良したものを使用した。測定範囲は、0〜±999mVである。
臨床応用:被検対象として5人の成人性歯周炎患者を選び、4〜8mmのポケット30ケ所を測定した。対照部位として3mm以内の歯肉溝を健常者5人より30ケ所選んだ。歯周ポケットのEhは-200〜+301mVと多くはマイナスの値を示した。一方、健常者の歯肉溝のEhは-30〜+120mVと高値を示した。

URL: 

公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi