| 研究課題/領域番号 |
01571060
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| 研究機関 | 東京医科歯科大学 |
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研究代表者 |
内田 博之 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (80213445)
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| 研究分担者 |
宮入 裕夫 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 教授 (50013892)
高久田 和夫 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助教授 (70108223)
長尾 正憲 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (60014213)
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| キーワード | 磁気共鳴イメ-ジングシステム / 義歯床支持組織 / MRI.造影剤. |
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| 研究概要 |
本研究はMRIシステムを用いて、無歯顎被験者を対象とした咬合時の義歯床下組織を、非侵襲的に3次元的かつ連続的に測定する方法を確立することを目的としている。歯科補綴学領域におけるMRIシステムの応用は未だなされておらず、そこでまず義歯床支持組織から測定可能な最適画像を得るために、低信号域を分別するマ-カ-としての造影剤の開発に関する基磯的研究を行ってきた。
現在、MRIで対象とする核種は、水素原子核、すなわち ^1Hであるが、分子として自由に動き得る分子量の小さいものに限られるため、本研究では、造影剤の性状をゲル状とし適切な組成、含水率を決定するために、造影剤の製造元である日本シェ-リング(株)と歯科材料の製造元である(株)デントロケミカルと協力して平成元年度より試作、研究を進めている。造影剤として選出したマグネビストは水溶性であるが、アルコ-ル、強酸との併用は困難であることから、歯科用印象材の中からアルギン酸印象材および寒天印象材マトリックスとし、最適な操作性、造影効果を得るため試作、検討を行なってきた。その結果、MRI装置の磁場強度に依存するものの、マグネビストの至適濃度は1.0から1.3mmol/l前後であることが判明した。
今後はファントムおよび被験者を対象に、開発した造影剤の基礎実験と臨床実験を行い、その効果についての検討を行なう予定である。
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