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1989 年度 実績報告書

カルシウム拮抗を指標とするクマリン類の分子設計と合成

研究課題

研究課題/領域番号 01571141
研究機関千葉大学

研究代表者

原山 尚  千葉大学, 薬学部, 助教授 (30025712)

研究分担者 石川 勉  千葉大学, 薬学部, 助手 (20114233)
キーワードサリチルアルデヒド / ウイッテイッヒ反応 / 反応温度 / ケイヒ酸エステル / ホ-ナ-・エモンス反応 / 置換基効果
研究概要

1.サリチルアルデヒド類の合成
フッ化セシウム存在下でアリ-ルプロパルギルエ-テルのクライゼン転位反応はベンゾフラン誘導体を選択的に与える事を見出し,続いて酸化的環開裂反応によるサリチルアルデヒド類の合成法を検討した。化学量論のOsO_4を用いてジオ-ル化し,NaIO_4にて酸化後加水分解する事により高収率で目的化合物を得る方法を確立した。
2.分子内Horner-Emmons反応によるクマリン合成
【chemical formula】サリチルアルデヒドからリン酸エスチル(A)を合成し,ついでアルカリ処理によりクマリンを得ようとしたが,目的化合物は得られず,アルド-ル縮合が進行したリン酸エステルを有するクマリンが得られた。
3.サリチルアルデヒドをウイッテイッヒ試薬によるクマリン合成
【chemical formula】
サリチルアルデヒドとウイッテイッヒ試薬からクマリンを合成する場合neatで210-215℃で加熱するよりもEt_2NPh中refluxした方が良好な結果を与える事が判明した。またxylene中refluxの条件下では(B):(C)〓1:1であった。Et_2NPh中refluxの条件下における無置換サリチルアルデヒドと置換体の反応の比較から3位メトキイ基はクマリン生成を妨げ,4位メトキシ基は容易にする事,及び5位メトキシ基は若干容易にする事が判明した。

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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