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1989 年度 実績報告書

段階的詳細化による自然言語の意味処理方式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01580018
研究機関北海道大学

研究代表者

赤間 清  北海道大学, 工学部, 助教授 (50126265)

キーワード制約付変数 / クラス束縛変数 / 段階的詳細化 / 意味表現 / 自然言語処理 / 自動プログラミング
研究概要

本年度は、以下の項目を中心に、現在の自然言語処理実験システムTALKにおける意味処理技術を改善した。
1.クラス束縛変数を拡張して、typed pfologの体系を構築し、それをPAL89として実装した。
2.制約付変数を導入し、PAL89に実装した。これにより、自然言語処理などに必要な多様なオブジェクトをユ-ザ-が任意に構築でき(ユニフィケ-ションをユ-ザ-がPrologで記述する)、それを基礎として論理プログラミングできる枠組みが完成した。
3.上記の新しい方法を、理論的に基礎付けるために、GLPの理論が構築された。
4.このような新しいプログラム言語PAL89を基礎として、自然言語処理の実験システムが作られた。
(1)自然言語によるプログラミングシステム:これは自然言語の仕様記述をPAL89のプログラムに自動的に変換するシステムである。例として、在庫管理問題が使われた。
(2)将棋に関する会話システム:将棋をテ-マとして、柔軟な会話を実現する。
5.この結果次のような課題が解決された。
(1)制約付き変数に基づく統一的意味表現体系の提案
(2)述部の解析を高速化するための、接続知識のコンパイル方式の整備
(3)段階的詳細化に基づく意味処理の分析と知識コンパイル方式の提案

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 赤間清: "集合束縛変数とその自然言語処理への応用" 人工知能学会誌. 4-2. 177-184 (1989)

  • [文献書誌] 赤間清: "意味計算I" 電子情報通信学会、自然言語処理研究会資料. NLC89-22. 57-64 (1989)

  • [文献書誌] 赤間清: "意味計算II" 情報処理学会、自然言語処理研究会資料. 74-1. 1-8 (1989)

  • [文献書誌] 坪山徳保: "制約付変数とその応用" 計測自動制御学会合同シンポジウム. 331-336 (1989)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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