研究課題/領域番号 |
01580027
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高橋 豊 京都大学, 工学部, 助教授 (00135526)
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研究分担者 |
滝根 哲哉 京都大学, 工学部, 助手 (00216821)
後藤 邦夫 南山大学, 経営学部, 助教授 (00178443)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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キーワード | ISDN / 交換方式 / 性能評価 / トラヒック理論 / 待ち行列 / ATM / FDDI / CSMA / MAN |
研究概要 |
平成3年度においては、既に得られている広帯域ISDN交換方式のモデル化と性能評価の基礎となる通信ネットワ-クの性能評価手法に関する理論的成果を踏まえ、また平成元年度および2年度に得られた理論的成果を基に次の研究計画・方法で研究を実行し、本研究の集大成を計った。 1.ATM交換網のトラヒック制御は広帯域ISDNにおいてマルチメディア通信をより効率的に実現する上で必要不可欠である。制御方式に関しては既にいくつか提案されているが、これらを用いた際のシステム性能評価に関して平成元年度および2年度における研究により得られた研究成果を基に基礎的検討を行なった。(高橋) 2.ATM交換網におけるセルバッファの配置に関して、入力側、出力側および共有型の各配置につき性能評価を行い、最適な構成法を考察した。(高橋、滝根) 3.FDDIのシステム性能に関してト-クン巡回時間の制約が与える影響を考察するために、数学的モデルとして全処理制限式サ-ビス規範に従い、遊休時間のあるM/G/1待ち行列の解析を行った。(高橋、滝根) 4.ATM交換網におけるマルチメディアからのトラヒックにおけるバ-スト性がシステム性能に与える影響を定量的・定性的に知るために交替入力過程に従うバッチ到着のある待ち行列モデルを解析した。(高橋・滝根) 5.個々の要求基準によりトラヒックを複数の品質クラスに分けた際の優先制御方式の開発および性能評価を行なった。(高橋、後藤) 6.本研究により確立された手法の有効性を広範囲に調べ、適用限界を明らかにした。(高橋、滝根)
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