1.エキスパ-トシステムによる食事診断システムの試作を行った。 対象を食事療法の必要がない標準体型の者に限り、平成元年度までに構築した知識ベ-スをエキスパ-トシステムの推論エンジン(EXSYS)で実行させ、プログラムと診断内容のチェックを行い、診断結果の出力方法を検討した。 入力デ-タは46、過不足の判定ル-ル79、診断項目のパタ-ン化ル-ルは148、診断結果出力のためのル-ルは916となった。1人に出力されるコメント数は4〜9で、最終的にはエディタによって診断文としてまとめ、印刷するようにした。(1)質問回答処理部でパタ-ン化されたデ-タをLotus123に読み込み項目に集計して、集計表の作成と円グラフ表示を行うことにより、その集団の個人個人の食べ方が把握できるようになった。 (2)診断知識部の知支ベ-スを食事療法の必要がない標準体型の者だけではなく、肥満者用、るい痩者用、アスリ-用にも使えるように変更して、知識を構築させることにより、活用範囲が広がった。3.エキスパ-トシステムが必要とする情報を、調査デ-タから機械的に直接人力できるように一体化させ、機能性を向上させた。 4.健康づくりを目的に、より簡便にできる食事調査方法を再検討し調査票を完成させ、その研究成果を発表した。 5.食事診断の基礎となる食品構成の算定方法を検討し、その研究成果を発表した。
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